ヒラタネナシ柿2012/11/13 21:15

今朝は比較的温かいのでモモチャンは問題なく散歩に出ました。
我が儘ということなのですね。
いつもと変わらずシャカシャカと歩きます。

モモチャンは最近、食卓に上がる事を憶えて卓上にあるお菓子をくすねて行きます。
これは困ります。気を付けて椅子はきちんとひいているのですが、
今日もお菓子を寝床に持ち込んでいました。まずいね〜。
袋入りは、咬んでいるだけで本気では食べていないのですがまずいよ。

一緒に籠の中にあるカキやリンゴは転がして、鼻でサッカーをしています。まずいね〜。
カキやリンゴは小さく切ってあげると食べます。大好きです。


今年はカキは豊作とかで、安くて美味しいので嬉しいよ。
写真は頂いた柿で、和歌山県かつらぎ町のヒラタネナシ柿。甘く美味しかったね。
ヒラタネナシ(平核無)柿は、全国に色々な種類がありますが、
味が少しずつ違うような気がします。
また渋抜きのサワシ方も地域で少しずつ違うのでしょう。
山形の庄内柿、新潟のおけさ柿は同じルーツの平核無柿です。

庄内柿はかつてバブルの頃は日本一の生産量を誇りましたが、
御多分に漏れず、生産者の高齢化等で最盛期の半分にまで落ち込んでいるとか。
最近では樹上脱渋という 「木さわし」 の技術を確立して、食感の違う柿を作り出しました。
要するに甘柿と同じく、収穫してすぐに甘い柿を食べれると言い、ゴマがシグレのように少し残っていると言うのだ。そこでブランド化した。庄内・鶴岡出身の作家、藤沢周平の名作 「蝉しぐれ」 にあやかって 「柿しぐれ」 と命名、いいね〜。
東京ではあまり売られていないようだ。
まだまだ生産量が少ないのだろうが、早く食べてみたいよ。

新津の苗木行商人が持ち込んだ柿の苗の中に 「八珍柿」 という新津の 「タネの無い平たい柿」 があり、それを育成馴化して出来たのが庄内柿といわれます。
明治43年の農産物品評会でこの庄内柿が絶賛され、 その時に平核無(ヒラタネナシ)と名づけられ、この平核無を佐渡でも栽培を始め 「おけさ柿」 と命名・ブランド化した。
八珍柿(はっちんがき)は渋柿で、実の中に種のできないカキの変種で、
越後七不思議の次に珍しい」 の意から 「八珍」 と名づけられたと言われています。

富有柿や会津みしらず柿(西念寺柿)など、地方毎に美味しい柿が沢山ありますね。