瓜田に履を納れず2018/10/21 15:30

昨日(20日)、一か月ぶりに掛かり付けの床屋に出かけた。
駅前にあるマスター一人の店で、カット専門で1000円と、安くて上手なのだよ。
しかし混む。順番を待つ間、置いてあった新聞(確か読売)を読んだ、、、
時間がタップリあるからね〜。

この日ちょうど84歳になられた美智子皇后の誕生日談話が、全文掲載されていたので
じっくりと読んだのですが、中々素晴らしい談話で心に沁みた。
宮内記者会の質問 「この1年も,西日本豪雨や北海道の地震をはじめとする自然災害など様々な出来事がありました。今のお立場で誕生日を迎えられるのは今年限りとなりますが、天皇陛下の退位まで半年余りとなったご心境をお聞かせ下さい。」 の質問に対する
文書ご回答として発表されたものが新聞に掲載されたのだ(宮内庁HPに全文↓)。
http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/21

多分、他紙でもまたネットなどでも掲載されたので皆さんもご存じだろう。
僕はその中でも「マクワウリ」に隠された意図について、暫し考えた。
「瓜田に、、、」皇后さまから安倍首相への“メッセージ”とも解釈できる部分が
隠されていたように思われてならない。

「、、、陛下の御田の近くに1畳にも満たない広さの畠があり、そこにマクワウリが幾つかなっているのを見、大層懐かしく思いました。頂いてもよろしいか陛下に伺う と、大変に真面目なお顔で、これはいけない、神様に差し上げる物だからと仰せで、6月の大祓の日に用いられることを教えて下さいました。大変な瓜田に踏み入るところでした。」


『古楽府・君子行』 由来の 「瓜田不納履、李下不正冠」
                「カデンにクツをイれず、リカにカンムリをタダさず」


対句としての「李下に冠を正さず」のほうは聞き馴染んでいると思う。
そう、このフレーズは、「モリカケの疑惑」で、しばしば登場した言葉ですよね。
「、、、李下に冠を正さずという気持ちで注意を払わなければいけなかった」と
首相自身も国会で答弁しているのだ。

安倍首相を諌めるために使われたと思われる慣用句の対句となる言葉を
今回、皇后が発した。
これは単なる偶然なのだろうか? 
イヤ、敢えて文章最後に付けている (参考) 2 から思うに、
明らかに皇后からのメッセージだと思ったのは、僕だけではないだろう。

(参考) 2
「大変な瓜田に踏み入るところでした」
広く知られている言い習わしに 「瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず」
(瓜畑で靴を履き直すと瓜を盗むのかと疑われるのですべきではないとの意から、
疑念を招くような行為は避けるようにとの戒め)がある。



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