だまつて今日の、、、2017/07/02 10:46


七月になり、東京は雨が降っています。本格的な梅雨入りです。
出窓には切り花のコチョウランを飾り、気分転換です。
このコチョウランは、僕が育てているもので最後の鉢の花です。可愛いです。


玄関前のアプローチには鉢植えのアガパンサスが、雨に打たれながら咲いてます。
ミニチュア種なので株は大きくならずに、育て易いかな。
隣で咲くギボシの花色と薄紫色の競演? だね。可愛いです。

ベランダではミニトマト‘スィートミニイエロー’が頑張っています。
毎朝4、5個の収穫ができて楽しんでいます。採りたては本当においしい


ちょっとうどん粉病が出始めてきたので、慌ててスプレーで葉裏に消毒です。
ベランダでもここは風通しが悪いということだね。


さてこの瓶の中身は何だか判るかな?
庭のウメ‘白加賀’の実で作った、左がシロップ漬け、右が梅漬けです。
例年だと梅酒にするのですが、今年は出来が悪かったので始めて挑戦した2瓶です。

シロップ漬けは孫たちが喜びそうだと、良い実だけを選んで氷砂糖だけで漬けています。
昨日試食したら飴色になっていて、大変美味しかったです。なかなかいけますね。

小さい頃、紫蘇の葉を竹の皮に包んでチューチューしたのが梅漬けの記憶です。
梅の実はカリカリのはずですが、さて上手くいくのかしらね。
シロップ漬けからハネてあった、傷がある実を捨てるのは勿体ないと
「梅漬け」に初めて挑戦してみたのです。
長野ではよく漬けていましたが、東京では見られず、梅干しだね。
梅干しは、知らなかったので東京に来て始めて食べたものの一つです。

子どもの頃の記憶を頼りに、そしてネットで探したレシピを参考に漬けてみた。
毎日蓋を開けて混ぜまぜです、シソの香りがプ〜ンといいんだな〜。
2、3か月で落ち着いた梅漬けが出来るらしい。
ちなみに今はショッパイだけですね。、、、楽しみだよ、、、。


講師のほりえさわこさんは存じ上げませんが、堀江泰子さんのお孫さんかな?
泰子さんは30数年前、きょうの料理で一緒に正月料理をやった先生です。
その泰子さんのお子さんが裕子さんで、この方も料理研究家です。
そして孫のさわこさんまで料理研究家とは、驚きました。スバラシイですね。

     だまつて今日の草蛙穿く   山頭火

はてもない旅2017/07/22 10:57


   この旅、果もない旅のつくつくぼうし    山頭火

辛く、寂しい7月になった。
かみさんの実家が、明治3年から続いた老舗割烹が、27日に閉店になるのだ。

広大な敷地には手入れの行き届いた庭があり、
座敷からは四季折々の樹々、花を愛でながら食事が出来た。
http://sinmori.weebly.com/

先日、かみさんとモモでお別れに行って来た。
そして今日、かみさんは一人で最後のお別れに、新幹線で向かっている。
今朝の中央線は信号機の故障とかで上下線共に三鷹・東京間は不通になるし
何とも嫌な事が繋がる日だね〜。

先日は片道約350kmを一人で運転をして、とんぼ返りをしたせいか腰を痛めてしまった。
暑いので冷房を強くかけての運転になり、疲れと冷房が良くなかった。
そして傷めた腰の養生中にバイクで桜上水までサイクリング、これで更に悪くなった。
連日の鍼治療もむなしく、痛い腰は更に痛く、咳・クシャミですら響いて痛いのだよ。

そんな体調では絶対新潟に車で行くのは止めてくれ! と息子と嫁、娘に大反対にあい
結局今日はかみさん一人で新幹線、僕はモモと留守番になった。

自分の生まれ故郷が無くなってしまう、出自が消えてしまう!
これほど切なく悲しい事はないとおもう。
親の逝去も悲しく辛いものだが、それとは全く違うただ茫洋として自分が判らなくなる。

僕も、長野を引き払った経験があるから、良く判るのだ。
が、ルーツの家はまだ従兄弟たちが護ってくれているから、遊びに行けるからいい。
墓参りもできるからいい。

今年は寂しい、ただ暑いだけの蝉時雨の夏になった。
これから果てもない、かみさんとの二人の旅が続くのだろう、ガンバローと思う。


新森、ありがとう。