孫生え(ひこばえ)の危機2014/04/28 14:15


毎日の散歩コースの遊歩道脇には、大きな木や下草のツツジなどが
植えられていて、散歩する人に安らぎを与えている。
そんな樹々の中には老いて枯れて行くものもあり、ま〜自然の生業としてはしょうがない場合も、多々ある。

2本のサクラの老木が、枯れたままで放置?されてから
何年経っているのかは僕は判らないが、そのうちの一本の老木からは
孫生え(ひこばえ)が出て大きく育ち、去年からは沢山のサクラの花が
着いている。もちろん今年も沢山の花が咲いた。

そして散歩する年寄りには勇気を与え、小さな子どもたちには
命の大切さと力強さを教えている(ようにおもえる)。
大きな希望の幹が倒れても、小さなひこばえを育ててゆけば
いつか美しい木に育つ。大切な事だ。森の再生原理の源でもある。

そして先日より、写真のようなお知らせが樹に貼られていた。
曰く 「樹木伐採のお知らせ」。なんということだろう。
まさか孫生えは切らないだろうな〜と、慌てて伐採発注者の
東京都北多摩南部建設事務所へ電話をして確認した。
担当は現場へ出ていて正確な話が出来ないけど、戻り次第、僕に電話をくれるというので待つ事にした。
何だか怪しい話だな〜と思いながらこのブログで皆さんの意見を聞こうと書き始めたら、担当者が電話をよこした。
結果は 「孫生えは切らないで残す事にしてある」 という。よかった〜。

この辺のソメイヨシノはキノコが生えたりして、倒木の危険があるとかでかなり切られている。その切り方には行政によって違うのも事実だ。
隣の武蔵野市の切り方は、根際から1〜1.5メートルの辺りで切る例が多いのです。多分孫生えの出て来るのを期待した伐採だと思われる。
一方練馬区は根際からバッサリ切り倒している。

そんなこんなとサクラの扱いの違いに、僕はいつも不思議に思っていたのです。そして遊歩道のこの孫生えの成長は本当に楽しみにしていたので、
今日の電話は嬉しい電話になりました。

木は人間より長生きするし生命力の確かさは誰もが認めるものです。
人間のワガママ勝手な考え方で、切る事だけは、絶対に止めなければならない。連休中は目が離せないね。


今日も暑い日になった。モモはハ〜ハ〜と舌を出して苦しそうにします。
体もかなり熱い感じがする。大丈夫かな〜。
帰ったら冷たい水で足洗いをしてクールダウンじゃ〜。
しかし熱いな〜、ハハハッ〜。