雪は重いんだね〜、桜が折れた ― 2013/01/15 09:37

昨日の大雪には驚いたね。そして雪かきには疲れたよ。
今朝起きて様子を見たが、家の前は奇麗に雪かきがされていてとても気持が良かった。
腰が痛くて半分、つまり最小限の雪かきで僕が終えた後に、隣の若夫婦家族4人が、
小さな子ども達と残りの雪かきをしてくれていたのです。
ありがとさん嬉しいよ〜。
早く気温が上がって、溶けてくれる事を願うばかりだよ。
モモチャンを抱いて散歩に出ました。歩くのは無理です。雪に埋もれてしまいます。
公園を一周しようと抱いて歩き始めましたが、足元が危なくて結構疲れました。
公園の入口にある桜の老木が雪の重みに絶えかねたのでしょう。
根本から2メートル程の所からボキッと折れています。入口封鎖状態です。すごいね〜。

突然ですが、日本の竹と東南アジアの竹の違いは何か、ご存知ですか。
そう、日本では雪が降るのでこの桜のように折れて枯れてしまうか、
はね除けて生き残るかのどちらかになり、
長い間かけて生き残って来た日本の竹には、バネがあります。
東南アジアなど、暖かい雪が降らない地域の竹にはバネがありません。
バンブーと言われます。
タケの原種はアマゾンが原産とされ2倍体、中国・日本のタケは4倍体、
そして東南アジアのバンブーは6倍体ということが判っています。
植物学的には暖かい地域のバンブーの方が、進歩したタケということになります。
僕は長野で生まれ、育ちました。
住んでいた広い屋敷の裏には、紫竹(クロダケ)林があり
雪が降った翌朝は、タケを叩いて雪を落とすのが当時小学生の僕の仕事でした。
そうしないと雪の重みでタケが折れてしまうと、よく父に教えられました。
新雪が積もり、お辞儀しているタケを叩くと、「バ〜ン」 と勢い良く跳ね返ります。
氷ってしまった雪は叩いても落ちません。新雪でなければだめなのです。
雪を下ろした紫竹は、のびのびと天を向いていました。
雪によって日本の竹には粘りが生まれ、竹竿や弓や工芸品が生まれたという。
雪深い戸隠の竹は粘りが強いので、細工が素晴らしいと、父は良く言ってましたよ。
バ〜ン、バ〜ンと鳴り響きながらモウソウだけが折れて行く幻想的な様は
京都のお寺さんでもよく聞く話しで、水上勉の小説にも登場するね。