友人の奥さんが水頭症の手術をした2013/02/04 09:40

昨日は疲れてこのブログを書かないで風呂に入って寝てしまった。

友人のMさんの奥さんが、若年認知症と診断されて随分年月が経ている。
昨年はMさんもギリギリにまで追い込まれていて、ついに自分だけではどうしようもなく、杉並にある浴風会病院に入院した。
しかし認知症担当の精神科ではベッドが無く、内科に入院して精神科のベッドの空きを待つ事1か月チョッとだと言う。その間ベッドに寝かせたママだったというそこに問題が有った。夕べはMさんと2時間くらい話しをしているうちに、急に苦しくなって来てしまった。

1か月チョッとの後に精神科の方へ移る事が出来たのですが、ベッドに寝かせられたままで、もう歩ける状態に戻れていない。さらに水頭症の疑いが精神科の医師によって見つかり、専門医がいる川北病院での検査を勧められる。
それに従って川北で検査、即水頭症を告げられて、もう手遅れだと言われる。しかしMさんはそれでもと頑張って手術を懇願、先々週に手術をした。
手遅れだと言われても医者にお願いするM、手遅れだと判っていても執刀する医師、何とも悲しい現実があった。厳しい現実は更に続く。

水頭症の手術そのものは無事終えた。
が、だからといって劇的な体調の変化は見られない。そしてリハビリしながら治療を続けるために、川北の別院、リハビリが出来る病院への転院を勧められる。
そこも保険が利かない差額ベッドしか空きがなく、1か月50万円前後になるという。そんな病院代は払える訳も無く川北と浴風会のケースワーカーと3人での話し合いが今日、あると言う。
浴風会の精神科では受け入れOKなのだが、リハビリが出来ないという。果たしてリハビリをして、少しでも歩けるようになれるのか? 判らないけど、不確かだけどリハビリを捨てていいのか? 僕は多分このまま寝たきりになる可能性が高いと思ったが、Mさんの心中を思えばなにをか言わんやだ。

お金がなければ最高の、判っている範囲の治療が出来ない。
いいのか!こんな医療体制で。
Mさんは最悪は家で看病・介護をしなければならない。子どもがいないのでどうしようもないという。多分いろいろな悪い事が重なってしまった結果ではあるが、支援だの応援だのという行政はもう少しどうにか手をさしのべられないものか。
だから若いうちにキチンと蓄えや備えをしなければいけないと言う。
個人の責任だとも言う。

30数年ものお付き合いがある人が困っていても、何も出来ない歯痒さもある。
ぼくは今日一日gloomyだよ。