サクラの伐採作業2018/06/13 16:52


差出人:"やまざき"<ydoffice.n@gmail.com>
宛先:wpark@city.nerima.tokyo.jp
CC:
件名:サクラの伐採
日時:2018年06月07日(木) 10:58(+0900)
練馬区土木部維持保全担当課 
西部公園出張所 担当者さま

武蔵関公園入口近くのオオシマザクラの伐採作業のお知らせを読みました
この樹の近くに住み、毎日見ている者にとっては辛いお知らせです

「樹木医による診断で不健全と診断、伐採する」由、
こうなる前に、果たして適切な治療はされていたのかと疑問に思います
桜並木の中で唯一?のオオシマサクラで、毎年その開花を楽しみにしています
近年樹が弱って来ていたのでとても気にしており、どうにか頑張って欲しいとの思いでした

確か昨年だと思いますが、強い剪定をされた後から更に弱々しい樹勢となりました
本当にこの樹を守ろうとしているのかな~?
確かに公園内のソメイヨシノがここ2、3年で2、3本倒れてしまいましたが
これらは皆池に向かって「斜め」に育っていたものです

今回のこのオオシマサクラは真っ直ぐに幹を伸ばしており、
空洞化した幹の中に何かを混めれば大丈夫ではないかと素人目には思えるのですが、、、
切る前にセカンドオピニオンのご意見を是非伺いたいところです


上のメールを送って暫くしてから、担当者から返信が来た。

On 2018/06/11, at 13:23, 西部公園出張所 (維持保全担当課) wrote:

やまざき 様

日頃より、区政にご理解とご協力を賜り真にありがとうございます。
このたびの石神井川沿いのサクラの伐採のお知らせに関するご意見について
お答えいたします。

練馬区内の石神井川沿いのサクラは、春には水面を美しい花で包み、
それぞれ地域の皆様に愛され親しまれてきました。
この地域のサクラも例外ではなく、永年皆様に見守られ続けてきました。
しかし、近年サクラの老齢化が進み、枯れ枝やキノコの発生が目立つようになりました。

そこで、平成25年度に武蔵関公園から武蔵関駅までのサクラについて、
樹木医による外観診断を行い、樹木の移植の適否について検討いたしました。

その後も、枝折れ等が何度か発生したため、平成29年度に再度樹木医による
外観診断を行い、判定結果が思わしくない樹木については、
さらに精密診断を実施し、根元や幹の空洞率も調べました。
その結果、このたびお知らせを掲示した樹木は、空洞率が50%を越えており、
倒木の危険がある不健全木と診断されました。

地域の皆様に見守られ続けたサクラを、区としてもこれからも
残していきたいという思いはやまざき様と同じです。
一方、倒木の危険性があるという樹木をそのまま残置しておくわけにもいかず、
今回このような形で皆様にお知らせした次第です。

また、現在、石神井川は、東京都が下流側から順次河川改修工事を実施しておりこの地域も将来的には河川改修工事が行われる予定です。
そのため、今回のサクラの代替として、新規のサクラの植栽は実施しない予定です。

このたびお知らせを掲示したサクラは、7月末までには作業を行いたいと考えており、
具体的な日程が決まりましたら、再度皆様にお知らせする予定です。
何がご不明な点等がございましたら、お寄せいただきたく存じます。
このたびはご意見ありがとうございました。

      練馬区 西部公園出張所
      担当 XXXX 電話3904-XXXX


う〜ん、何だか納得いかないな〜
で、再度メールで抗議した

差出人:"やまざき"<ydoffice.n@gmail.com>
宛先:"西部公園出張所 (維持保全担当課)"<WPARK@city.nerima.tokyo.jp>
CC:
件名:Re: サクラの伐採
日時:2018年06月11日(月) 17:30(+0900)
練馬区土木部維持保全担当課 
西部公園出張所 XXXXさま

お忙しい中でのご返信、ありがとうございます

「平成25年度に武蔵関公園から武蔵関駅までのサクラについて、
樹木医による外観診断を行い、さらに平成29年度に再度樹木医による外観診断を行った」由、ありがとうございます。
衰えたサクラの木が発するシグナルを、樹木医は的確にとらえ、
正しい診断を下すことにより、サクラに囲まれた快適な散歩道、生活環境を
維持することができるのだと考えます。

「空洞率が50%を越え」「倒木の危険がある不健全木と診断」と宮津さんはおっしゃいますが、釈迦に説法だと思いますが、サクラの幹が空洞になっている大部分は
もともと死細胞で、その部分が腐朽しても樹を支える力は失われますが
生育上は支障がないと聞きます。
心材部分の腐朽と樹勢衰退は直接的に影響しません。
幹が腐り樹勢が衰退している原因の多くは、根部の踏み固めがほとんどでしょう。
近年の大型車両の通行は多く、是非制限をして欲しいものです。
「永年皆様に見守られ続けてきた」サクラを守ろうとするなら、これらのことから住民の皆で考えることが大事だと思いますがいかがでしょう。
更に「この地域も将来的には河川改修工事が行われ」「そのため、今回のサクラの代替として、新規のサクラの植栽は実施しない」となると、
公園に向かう散歩道からサクラ並木を消すと言っているに等しいのです。

サクラの樹は何も語らず、そのサクラから計り知れない恩恵を住民は受けています。
伐採について、もう一度考えて頂きたいと思います。


返信が今届いた。さてどうしたもんか? 
「みどり」をうたう練馬区、皆さんはいかがお考えでしょう


やまざき 様

ご意見をいただきありがとうございます。

サクラの伐採について再考してほしいとのご要望について、こちらの説明が足りず
誤解を招いてしまった部分もありますので、補足で説明させていただきます。

平成29年度実施した樹木診断は、東京都建設局の街路樹診断マニュアルに沿って行いました。
マニュアルでは、結果は下記4段階で診断されます。
 健全度A : 健全か健全に近い 
 健全度B1: 注意すべき被害が見られる
 健全度B2: 著しい被害が見られる
 健全度C : 不健全
 
今回の診断結果であるC判定は、
「樹勢または樹形の活力度が5の段階であるもの、もしくは、幹や根の腐朽が著しく、
極めて不健全な状態で回復の見込みのないもの。また、倒木や枝折れ等の危険があるもの。」をいい、対象木は撤去することが基本的な流れとなります。

ご指摘のとおり、心材部分の腐朽と樹勢衰退は直接的に影響しませんので、
表現が不適切であったのかもしれません。
しかし、このサクラが街路樹であること、つまりその場所は24時間不特定多数の通行が
想定されること、さらに対岸側には西武新宿線が通っていることなどを踏まえると、
万一の時を想定した場合、不健全という診断結果に対する区の対応策としては、
伐採はやむを得ないとの判断に至りました。

また、石神井川の河川改修工事の件においても多少説明させていただきます。
今回のサクラの撤去に伴う代替植栽は実施しませんが、将来的に河川改修工事後は、
下流の区域と同様、川沿いのサクラ並木となるよう東京都にも要望していく予定です。

このたびの伐採の件では、ご要望に添えず申し訳ありませんが、
今後とも残されたサクラを継続的に観察していきたいと考えておりますので、
ご理解くださいますようお願いいたします。

       練馬区 西部公園出張所
       担当 XXXX 電話3904-XXXX

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