練馬区開催のまちづくりOH2019/07/02 10:41


6月29日、練馬区主催で開催されたオープンハウス(OH)は
生憎の小雨が降る天候でしたが、なかなかの盛況ぶりでした。

西武新宿線沿線で計画している、道路計画やまちづくり、連続立体交差化計画の内容を
住民に理解してもらうため、パネル等を展示して区の職員が個々に説明しました。


「西武新宿線連続立体交差化計画と関連する道路計画」の素案説明会は
2月に突然、地域の小学校体育館に集めて行われました。
説明会は、下のブログに詳しい ↓↓↓
http://ydoffice.asablo.jp/blog/2019/02/25/9040542

僕はその時に初めて踏切の解消に、西武線を高架に走らせる立体交差を知り
そしてさらに一番驚いたのは、それに伴い武蔵関駅界隈の再開発?整備?を行い、
駅北口にロータリーを新たにつくり、それに伴い「補助第230号線」(都市計画道路)を
新青梅街道と青梅街道の間だけに開通する、という計画
が発表された事でした。


武蔵関駅の北口は小さな飲食店、マンションが立ち並びます。(写真上)
そしてその外れに近い、開発されればバス等の出入口となる場所には都議S氏の
自宅兼アパートがあるという事を知り、‘異様’な違和感を憶えたのでした。
まさに売りたくても売りにくい場所が、この計画では逆に大きなポイントとなってるのです。
いや、重要なポイントになるような計画をした、としか思えないのです。


まるでタコツボのようなこの場所に、北口ロータリーをあえて?作ろうとしているのです。
住民のための駅前整理(再開発)ではない、誰もが違和感を持つそんな場所に、
「都市計画道路」をたてに、新しくタコツボロータリーをつくろうと計画している事に、
僕たちはもっと住民目線の駅づくりをしてくださいと、
住民運動を始めたのです。


「練馬区関町北」の区立武蔵関公園に営巣するカワセミと、
公園に続く石神井川の桜並木を守りたいのです。
自然とまちづくりについて、商店街の皆さんと協力して、
私たち関町北の住民が一緒に考えていきたいと思います。
「武蔵関の新しいまちづくり」は、西武新宿線武蔵関駅の再開発から始まると考えます。
私たちぐるーぷは「駅再開発見直し」の環境づくりを演出したいと考えています。

29日のOHに来る議員さんを、駅の「北口ロータリー予定エリア」から
「武蔵関公園」まで案内する、SSぐるーぷが急遽できた。
そのメンバーカードもつくった。
魔女がカワセミをお供に武蔵関界隈を俯瞰する、の絵ですが、、、いかが?
このぐるーぷは29日限定なので、7月1日、新ぐるーぷ発足の準備が始まった。


29日、今朝は生憎の小雨。練馬区開催のまちづくりOHに来る議員さんと
「まちづくり、北口の現場を見て回ってお茶しましょ!」の29日限定のSS計画です。
小雨降る中でしたが、盛況でした。
交通対策特別委員会などで声掛けした議員さんは、自民党、公明党を除いて
ホボ全員来ていただいた。

特別委員会のやないさん、池尻さん、富田さん、小松さん他共産党議員団3名、
そして都民ファーストの志茂田さん+都議・村松さんの事務長・平野さん、
委員ではないが地元の自民党・田中よしゆきさんとなかなか充実した会になりました
⁂特別委員会委員長、副委員長、自民党、公明党は柳沢さん以外は不参加でした
どうして自民党の皆さんは来ないのかな〜?

区の職員、中沢課長さんとのタコツボ談義、直接のやり取りは中々面白かった。
このOH企画は関区民センター内に常設すべきだと思う。


本日は、ご案内いただきましてありがとうございました。
これからも、この件に限らず
現場と、生の声をしっかり確認しながら進めていこうと考えております。
また、みなさんと集まり、気軽に話ができる機会を作っていければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。  富田けんじ

今年初めて区議になった富田さん、北口のロータリー予定地を案内した。
帰りに「花冠」でお茶しながら、カワセミの捕食動画を見て感動してくれました。
こんなに自然が豊かなんですね、、、

帰り、駅に向かう「駅前道り商店会」を歩きながら、フラッグがカワセミである事を教えた。

自然と住民が、穏やかに共生するまちづくり
みなさんと一緒に考えていきたい。


■まちづくりニュース PDFプール↓↓↓
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/machi/kakuchiiki/sebushinjuku/musashiseki_news.html

■石神井川でカワセミの捕食
https://www.youtube.com/watch?v=EoHLSQsD_iA&feature=share

樋口正博さんの通夜に行って来た2019/07/29 15:29


仕事仲間で友人の、ライター&編集者の樋口正博さんの通夜に夕べ行って来ました。
式後の嵐山 光三郎さん、椎名 誠さん両名による献杯音頭は
なかなか味のある絶妙のものでした。
生前の樋口さんとの交流が半端でなかった事を伺える、
「らしい献杯」に、嵐山さんも思わず苦笑いだね。
皆さん喪服でした、Gパンで「駆けつけた」のは椎名さんと僕だけでした、、、。
友人に献杯そして合唱


◆山出 潤一郎
知人から連絡があり、
長年の友だちの樋口正博さんが、昨日(27日)亡くなられたそうです。
つり丸という雑誌で編集長を務め、『わしらは怪しい雑魚釣り隊(椎名誠著)』では
タコの介として登場する、ほんとうに良い人でした。

ライターとしての数々の仕事に加え、釣り界では沖釣りのライトタックル(いわゆるLT)は
彼が先頭に立って船宿を説得し、読者に訴えて切り開いた印象があ ります。
嵐山光三郎さんを釣りの世界にひっぱり込んだのも彼でした。
『WEBバラ図鑑』の主宰者の一人でもありました。
ニフティ釣りフォーラムでは淡水系 のSUB-SYSOPを務めてくださいました。
どうやってお伝えしようか迷いましたが、釣りフォーラム時代からの友だちに伝えるためにFacebookでお知らせすることにしました。

Joe's(ジョー) さん。長女が3歳の頃に買ってくれたひまわりのワンピースは、次女、三女と受け継がれて、みなよく似合い、そのたびに心を和ませてくれました。
そしていつも気にかけてくれてありがとうございました。もう少し一緒に飲みたかったです。

お通夜は、明日7月28日18時から、ファミリーホール多摩(三和式典・東京都多摩市馬引沢1丁目18−7)で。最寄り駅は小田急永山駅、京王永山駅。なお葬儀は地元長野で行われるということでした。
とりいそぎ、ご連絡いたします。


◆小林 ゆかり
覚悟はしていたけど、暑い夏の日にジョーさんが亡くなってしまった。
数え切れないほど飲みにも行ったし、釣りにも行ったし、いつも相談にも乗ってくれたし、
私の子供たちのこともかわいがってくれたジョーさん。

一昨年の冬のはじめに病気の事を連絡くれて、すぐに会いに行きました。
それからは極端に会う回数も減ったよね。
最後に会えたのは1月でした。同じ電車に乗るためにゆっくりゆっくり一緒に歩きました。
ありがとうありがとうごめんなって。
最後に電話で話した時も、ありがとうありがとうと。

こちらこそありがとうだよ。
本当にお世話になりました。

昨日お別れに行けたけど、これから、じわりじわりと更なるさみしさがやってくる。
困っちゃうね、ジョーさん。さようならジョーさん。

◆山出 潤一郎
信州で生まれ育ち、釣りは渓流のフライフィッシングとヘラブナ釣り。
生粋の淡水釣り師だったJoe's(ジョー) さんこと樋口正博さんが、
海釣り雑誌『つり丸』の副編集長として仕事を始めた頃、宮崎で一緒にゴムボートに乗ってキス釣りをしました。

1998.5.28。ニフティサーブ釣りフォーラム【こんぱす会議室】から。
………………………………………………
【日南海岸ヤブレカブレなり】
5月に入ってずっと天候不順が続いていた宮崎地方だけれど、どうにか波もおさまったというので、ゴムボートを出そうと考えていた。

そこでせっせと仕掛けを巻いているところへ、Joe's(ジョー) さんから「明日、宮崎に行くから」という連絡。そうなると夜は飲み会になるに決まっているので、激しく体力を消耗するボート釣りは中止して、磯もの拾いに切り替える。

Joe's(ジョー) さん、カワセミさんとともに宮崎の街で落ち合い、わりと平穏に過ごした翌日、Joe's(ジョー) さんをゴムボートに押し込んで日南海岸に出撃することにした。

以前から目をつけていたポイント。磯場に挟まれて、200mほどの砂地が広がっている絶好の場所だけれど、波打ち際から急深になっているところをみると、ダシが強そうだ。道理で海水浴場にもなっていない。この浜で釣りをしているのも見たことはない。

外洋に開けて、両脇を磯に守られた、潮通しのいい急深の砂浜。しかも定地網つき。と、こう書くだけで、ボート釣り人なら、ぐっとくるものがあると思う。キス、ヒラメ、マゴチ、クロダイ、カワハギ、マダイ、イシダイ、フエダイ、カサゴ。釣れるかどうかは別として、イサキの目すらある。

春には一発、ちょっとした型のマダイ、クロダイを狙えそうだし、秋になれば、それはにぎやかな五目釣りができそうだ。で、今はどうかというと、これはもう大ギスが寄っているにちがいない。

釣り場に着いたのは午後2時を回っていた。道路から荷物をふうふういって運んで波打ち際に降りてみると、どうも波が高い。みていると、どんどん高くなっていくようだ。しかし、沖をみるとうねりはない。ちょっと迷ったけれど、波打ち際をやりすごして沖に出さえすれば大丈夫と判断して、出撃を決める。

慣れてない人と二人でボートに乗って、荒れ気味の浜から出る場合、どちらがどの役目をするか、むずかしい。一応、Joe's(ジョー) さんを先に乗せて、私が波の合間を見て押し出す係になる。

「いいですか、Joe's(ジョー) さん。タイミングをみて、私がえいやと押しますから、後先考えないで、とにかく沖にまっすぐ漕いでくださいよ。質問や相談は沖に出てから受けつけます。人生について考えるのも後にしてください」

しばらく波を眺めて呼吸をはかり、ここというところで沖に押し出す。

せえの。よいやさ。

Joe's(ジョー) さん、一所懸命、ボートを漕ぐ。なかなか進まない(笑)。Joe's(ジョー) さんの背中越しに、大きな波が三つほどきてるのが見える。

「うわ、うわ。Joe's(ジョー) さん、波がきてる。波がきてます。漕いで漕いで。」
「うわ、うわ、ボートが横向いてます。まっすぐまっすぐ。波がくる波がくる。うわ、うわ、うわ」

どっぱあん。

二人とも頭から波をかぶり、ボートはすっかり水船となってしまった。ボートはさらに岸際に寄せられ、横を向き、さらに波がこようかというところを奇跡的に立ち直り、船首が沖側を向いてやりすごす。

「Joe's(ジョー) さん、Joe's(ジョー) さん、大丈夫ですかJoe's(ジョー) さん。ああ、オールにロープが絡まってます。これじゃ進まないや。とにかくほどいて場所を代わりましょう。私が漕ぎます。あ、耳に水が入ってるや。ひどいですね、こりゃ。まあ、とにかく危機は脱しましたから安心してください」

Joe's(ジョー) さん、あまりのことに声もない(笑)。

とにかく少し沖に出たところで、濡れねずみになった二人は仕掛けを用意し、ぽちゃんと放り込むと、すぐにアタリ。キス、20センチ。

いるじゃないですか、いるじゃないですか。思った通りだ。いい釣りになりますよ。すぐにJoe's(ジョー) さんにアタリがあり、竿を2度ほどしめこんで、でっかいキスが上がってくる。25センチもある。

「うわー。でけえ。こんなキス、見たことないぞ」
「よしよし。釣りましょう釣りましょう。濡れたんだから釣らにゃ合わんです」

明日は東京に帰るというのに、旅空の下でパンツの中まで濡れてしまったJoe's(ジョー) さんの境遇というものは、悲惨といえば悲惨だけれど、すでに全身濡れてしまえば、お互いにもうヤブレカブレなのであって、とにかく今は釣りに集中するしかないのだ。

1時間半釣って、二人で25センチを頭に10尾の釣果。キスは天ぷらと刺身と塩焼きとなって、ヤブレカブレのココロというものをおだやかに慰めてくれた。実にうまかった。いい日になった。

荷物を背負って自宅の階段を昇っている時に、頭の中で、でいん、でいんと音がした。

まだ耳に水が入っていたのだった。