この旅、はてもない旅2017/04/06 15:17


5日から、僕のプロデュースした「松田けんじ」展が開催されている。
連日大勢の皆さん、友人や公園の散歩人が覗いてくれている、うれしいね。
本人はいたってノンビリしていて、まだ描き上げていない大作も残っている。
飾る予定の壁面には、主の居ないつまり額だけが掛けてある。
やれやれだね〜。明日には完成しているのかな?

展示作業は3日の夜遅くまで掛かってしまった。
松田さんの友人4名が来て手伝ってくれた、もちろん僕も最後まで立ち会った。
4日はギャラリーの休日でオープンは5日からになった。
初日は僕の中学時代の同級生も2人来て、楽しんでくれた。

えっちゃん、かくさん/やまざき

今日は楽しい一日になりましたね!
遠路井の頭公園までご足労をいただき、感謝申し上げます
松田さんも喜んでいましたよ

帰りは失礼しました
仕事仲間が4時に来て、1枚お買い上げです
これも嬉しい事でした
そして吉祥寺で一杯やりながら、若かりし頃の昔の仕事の話しで盛り上がり
今帰宅してメール確認しました

彼の奥方が今少し鬱になりかけていて、辛そうでした
電通でバリバリ仕事をしていた女性なので、考えられません

兎に角、健康が一番。
はてもない旅、夫婦で元気に暮らせるよう、工夫しながら行きましょうよ。


ギャラリーは井の頭公園の外れにある。公園は花見客などで賑わっていた。


松田さん(左)と従兄弟

花見とお花見2017/04/10 09:39

昨年の4月1日分の僕のブログに、サクラの花について記されていました。
再録します(下の写真は、昨日の午後。井の頭公園・お花見の宴の後のゴミの山)。


2016/04/01 10:12 のぶじいのぶろぐ
敷島の大和心を人問はば、朝日に匂ふ山桜花

江戸時代の国学者、本居宣長の詠んだ和歌です。
日本人の心はなんだろうと問えば、
朝日に照り映える山桜の花のようなものだ
  概ねこんな感じでしょうか。
“さくらの花”は日本人の“心の花”の代表だよ、という事だね。

明治の軍隊はこの歌を大いに評価します。
さらに桜の花の散り際の美しさに「軍人魂」を重ねていました。
そして軍兵舎の周りに桜を植えました。その桜はどこでも手に入れ易く
完全に同じ遺伝子を持つクローン植物のソメイヨシノでした。

クローンなので、ほぼ同じ時期に全国どこでも「全く同じ花」を咲かせます。
吉野の山桜(シロヤマザクラ)に似て非なる「染井吉野(ソメイヨシノ)」ですが、
江戸の田舎「染井の地」で見つけ、
吉野というブランド」を冠したのが、心憎いね。

日清、日露戦争に勝利して、軍はさらにエスカレートして行きます。
軍兵舎の周りだけではなく、子どもたちの通う学校の校庭、通学路(土手など)に
ソメイヨシノの樹が植えられていきました。日本中に広がりました。
ある種の軍教育の臭いがします。

戦後、この事を知らしめようと学校の周りのソメイヨシノの伐採が行われた地域も
有るようですが、殆どの校庭には残りました。
そして今が盛のお花見、そんな歴史を少しでも知れば
お花見だからとばか騒ぎするのは如何なものかと、思わざるを得ません。

本居宣長の詠んだ桜は山桜であって、ソメイヨシノとは全く違います。
クローン植物のソメイヨシノに精神性や日本の文化を映すには無理がありそうです。

山桜は「花見」が似合います。
そしてソメイヨシノには「お花見」が相応しいのです。

水上勉の小説「櫻守(新潮文庫)」は、この時期になると毎年読みたくなる本だね。

けふもいちにち風を歩いてきた2017/04/12 09:43



2017年4月10日
本日、松田けんじさんの個展が終了。

撤収作業を終えた後、個展会場「キチジョウジギャラリー」近くのレストランで、
松田さんとスタッフの皆さんで打ち上げです。前列左から冨田、池田、鈴木、片山、片岡、後列左から廣田、山﨑、松田、太田、村木(敬称略)。
皆さんお疲れさんでした。


5日から10日の会期中、沢山の方のご来場がありました。
感謝、感謝。ありがとうございました。

松田さんから可愛い絵を頂いて感激する、好配みいこ。
会期中、手作りのカステラ、クッキーを僕が陣中見舞いで届けたお礼だという。
大事に飾っています、ありがとさん。


この個展の目玉の書き下ろし作品は、結局間に合わなかったが「売約」の赤丸が、、、
今回は随分売れて、収支はプラスになったようで、よかった〜。

半世紀近いお付き合いのイラストレーター・松田さんの個展を、
プロデュース出来た事を嬉しく思います。

   けふもいちにち風を歩いてきた  山頭火

あるけばかつこう2017/04/18 09:03


庭のアカボシシャクナゲが元気が無い。(写真は昨年の開花)
例年だと4月中頃から、赤いブロッチがクッキリと奇麗に出る白花ですが、
今年は未だ蕾の状態で、樹勢に勢いが無いのです。
心配だったので、友人の園芸ライターに電話で聞いてみた。
状況を話すと思いがけない答えが返って来て驚いた。

昨年の暮れに植え替えをした時、鉢の底に固形油かすをドッチリと入れた事で
根を傷めたようだ。出来るだけ早く植え替えた方が良いとのアドバイス、なるほどな〜。

午後早速鉢から抜き、庭に下ろした。確かに根に元気が無い。
写真を撮ってメールで送ったら、夜にレスが来た。


山崎 様

こんばんは。
写真を見ると、根腐れを起こしているとしてもあまりひどくないように見えます。
この暖かさで油かすが一気に分解して溶け出し、土に含まれる水の浸透圧が高くなって、根が水を吸おうとしても吸えずにしおれている感じでしょうか。
植え替えたのなら、株は助かるのでは。
でも蕾が多いので、全部摘めとはいいませんが、
まあ半分くらいにはしたほうがいいと思います。
あと、注意するのは、しおれているからと水をやりすぎないこと。
根が傷んでいることは間違いないので、水がうまく吸えずにしおれ気味なのは、
根が回復するまでのしばらくの間はしかたありません。
ここで水をやりすぎて過湿にすると、根腐れが一気に進んでしまいます。
逆に、やや乾かし気味に管理するのがポイントです。
また、肥料は新芽が伸び出してからにしましょう。

髙橋尚樹

的確なアドバイス、ありがとね。流石です、、、
夕べは雨が降り続いたけど、大丈夫かな〜などと、またまた心配はつづく。

  あるけばかつこういそげばかつこう   山頭火


庭植えにしたシャクナゲ。狭いけど鉢よりはよいかな?
右下のプランターの中で群れて咲く白い花は、ヒトリシズカ。
真中の大鉢にはホトトギスが元気です。などなど、、、

ついにその時が来た2017/04/22 19:22


いよいよ遂にその時が来た。

多分7、8年前に購入した、iMac、OS10.6.8のシステムがフラフラになって、
今作業している300ページを、何とかまとめ終えたアタリから危ない状態になり、
慌てて吉祥寺ヨドバシに駆け込み、BUFALOの外付けHDを購入た。

今時は、PCのデータ保存用というより、TVの映画などの録画用として活躍しているらしい。
で、必然的に容量が大きく、何と2.0TBという途方も無い容量で、
しかも2万円を切る価格には驚いた。
ただしTVとWINにも対応するので、MAC用には購入者が初期化する作業があり、
それはそれで神経を使うのです。
システムの移行には、ユーティリティの「移行アシスタント.app」を使い、何とかできた、
と思っていたらそんなに甘くはなかったのだ。

「Time Machine」経由で移行したのですが、移行先がTime Machineの保存先である
「Mini SHELTER」(500GB)になっていて、折角購入した2TBのHDは空なのよ、、、
なんていうこっちゃ、疲れがドット出て来て、、、やだね〜
このiMACにはデータ保存用の外付けHDとTime Machineの保存用のMini SHELTERが
付いているので、全部で3つの外付けHDが繋がることになる。
で、こうなってしまったのですがちょっと面倒なので、Mini SHELTERに移行したシステムを
再度2TBHDに移行して、Mini SHELTERはMac Book Proの外付けに使う事とした。
ちょうど小型で携帯性に優れているのでいいですね。

昨日はそんなこんなで大騒ぎ。廣田や大柳君、斉藤さんに相談しながらの作業で
皆さんに迷惑をかけました、、、
ところでかなり安定したシステムになりましたが、問題がまだありました。
文字入力が不安定で、かなりイライラするのです。
FONTSの扱いがただしく行ってない様子。今日一日あ〜だこ〜だやったけど
未だ良くない。このブログもかなり手間取っている。やれやれだね〜

今まで、まだMACと睨めっこが続いています。やれやれだね〜

  また一枚脱ぎ捨てる旅から旅   山頭火

『明日を生きる』〜わが人生の記2017/04/25 10:03


先輩の自伝書の装丁が出来た。ご本人が喜んでいるのが大変嬉しい。
ブックデザインは、著者が喜んで頂けるのが兎に角一番嬉しい。

序章
自分史を書きたいと思ったのはもう一年前になるが、まだ仕事もそれなりに忙しく少し取り掛かってまたしばらく放っておいたり、また思い出しては書いてみたりしていたが今年2014年(平成26年)になり自分の69歳の誕生日を迎えるといよいよおしりに火が付いたような感じを覚えこれからいよいよ本格的に書いてみようと決意した。誰に読ませるわけでもないが自分が生きてきた時代と、あわただしく過ぎ去った過去、あえてさしたる能力のないまま少しばかりの幸運に見舞われてそれなりの人生を生きてきたことに感謝しこれをつたえなければならない。あと何年の命かは神のみぞ知ることではあるが子供たちには父の生きてきた足跡を知ってもらい、また自らの人生を一層有意義に過ごしていってもらいたいと思うからである。、、、、

300ページにも及ぶ大作になった。が、しかしマダマダ執筆は続く様である。
昨日来たメールには「エピローグを書き足して、民主主義の危機(ナショナリズムと分断の社会)」について追記したいとあるのです、、、。

早稲田大学商学部から「1968年4月1日に日本アイビーエム株式会社に入社」、
高度成長期の国内で「ビジネスマンの栄枯盛衰」を味わい、「海外勤務」でスペインへの赴任が決定。「私のスペインでの仕事は大きく三つありました。第一に、、、、第二に、、、、第三に日本からのVIPのいわば接待です。」
「生活にも慣れ妻と私はそれなりに楽しく過ごし3年あまりの海外生活を堪能しました。」
駐在員で訪れた国は、◯マドリッド近郊への旅◯アンダルシアの旅◯サンチャゴ デ コンポステーラ(巡礼の道)◯ポルトガル◯フランス◯ドイツ◯オランダ◯ベルギー◯オーストリア◯イタリア◯チェコ◯イギリス◯アメリカ◯モロッコ
「このように海外駐在時代は家族とともにいろいろな経験をし、おそらくこれがなければなしえなかった多くの国を訪ねることができました。」、、、、、

何とも凄まじいバブリーな生活ではないか。
帰国後日本IBMへの復職、そして退職、起業と正にIT界の今を牽引して来たのです。
そして家族の劇的なドラマが展開され、自伝にしてはおもしろ過ぎの中味、皆さんに読んで頂きたいな〜、、、



終章
・・・・・・・・
あなたがつまらない一日であったという今日は、昨日亡くなった人にとっては是が日にでも生き延びて何かを成し遂げたかった明日であるかもしれない。なんという深い言葉であるか。毎日過ごしている今日を自分は精いっぱい生きているのかを問いかける言葉である。自分史を書きながらおおいに反省をしているところである。この自戒の念を含めてこの自分史のタイトルを“明日を生きる”としようと思う。子供たちにもまだ見ぬ将来の家族たちにも精いっぱい明日を生きてもらいたいと思う。

私の子供たちには人生を精一杯楽しんで有意義な生活を送り、かつ社会に少しでも貢献できる仕事をしてもらいた。利に固執してはならない。自らの信念に生きてほしい。清貧に生きよとは言わないが利におぼれず高みを目指すのが良い。

私は元気である。
まだしばらくはこのまま人生を大いに楽しんでこの世を見守ることにしよう。

柴田兄、スバラシイよ。
もう少しです最後のガンバリを、、、「脱稿」を楽しみに待ちます。